こんにちは、めぐみかんです。
久々に、アプリに関するブログを書きます。
そういえば1年ぐらい前に、個人アプリ開発の魅力と面白味!という、良いところだけ並べた記事を書きましたが、その逆側を書くのをすっかい忘れていたので、あらためて書いてみようかなと思います。
好きなことをして稼ぐのは、全然ラクじゃないですよ。
今さら気づいたのか?
いや、知ってたけどさ。
全然ラクではない理由
作るのは簡単、運用はけっこう地獄
クリエイター気質の方なら分かって頂けると思いますが、ものづくりにおいて、最も楽しいのは企画を考えている時と、実際にバリバリ作っている時です。無から有を生み出すフェーズですね。そこがピークでしょう。
1年経った今だからこそよく分かります。
運用はしんどいですよ〜。
不具合対応がつらい
自分の体調や家庭の事情、そんな事おかまいなしに、バグはいつでもやってきます。
お問い合わせも、いつでも飛んできます。
個人開発の場合、自力ですべて解決するしかなく、
当たり前な事を大きな声で言いますが、不具合対応はつらいです。
というかまぁ、個人事業ってそういう事だよね。
修正するのが怖い
より良くしようと思って機能を追加したり、何かちょっと修正したりすると、出るんですよね〜、思いもよらないところに影響が。
え、そんなとこいじってないのに・・・・なんで・・・・???
延々悩む。
そしてようやく気づく。あぁ〜、この影響か。
みたいな。
自分で書いたコードであっても何ヶ月も触らないでいると、どんどん忘れていくので、ソースコードを定期的に見てメンテしていくように心掛けてはいます。
本当に「触るのが怖い」という状況になってしまうと、何かあった時に色々とまずいので。
iPhoneもバリエーション増えちゃったよね
Androidのカオスっぷりよりはだいぶマシだと思いますが、iPhoneXシリーズの登場と、根強い人気でまだまだ使っている人も多い、小さい画面のiPhone5s,SEなど、
サイズはもちろん、
アスペクト比(縦横比)が全然違うんだって。
厄介すぎる。
どっか修正するたび全部テストせなあかんのよ。
実機もしくはシミュレーターで。
iOS側のバグもあるんやで
これも声を大にして言いたいのですが、実はiOS側のバグっていう可能性も大いにあって、それらもすべてアプリのせいにされがちですが、(一般の方には分からないので仕方ない)自己防衛するためには、相応の技術力が必要で、個人には本当に厳しい世界です。
レビューを見るのが怖い
絶賛レビューもたまにはあるけれど、
大半の要望系はだいたいが
心の中で
「ははん、簡単に言ってくれますね〜」
「修正費用くれるんですか?」
「いやいや、たかが数百円のアプリにあなたは一体何を求めているんですか?」
と返したくなる記述のオンパレードですからね。
私のアプリを多少なりとも気に入ってくれて、もっと良くして欲しいからこそわざわざ時間を使って書いてくださっている訳なので、もちろんありがたいのですが・・・
(普通どうでも良いアプリにレビューなんて書かないですし、不満なら黙って去りますからね。)
大手企業アプリと比較して「あのアプリはこんな事ができるよ」「こんな機能があるよ」と言われましても・・・
えぇ、知ってますとも。
知ってるけど、無理っす。
基本的に個人では儲かりません
このブログでも過去には「私は夢を発信したい」と書いていたこともありますが、やっぱり現実は厳しいですね。
アプリも昔は個人で稼げた時代もあったらしいのですが、企業アプリが増え続ける2019年現在においては、
- まぐれ当たりのアイディアマン
- 本物の実力者
を除き、基本的に個人では儲かりません。
と、思っておいた方が良いでしょう。
じゃあどうしたら良いのか
ここで終わってしまうと救いがないので、それでも私はアプリが作りたいんだという方へ、私が言えるのは以下の2点です。
1.趣味感覚でやるべし(本業にすべからず)
2.なるべく運用が要らないアプリを作るべし
このような戦略を取っている個人開発者は、細く長く生き残ると思います。
そういった意味では、(メンテ必要なアプリばかり作っている)私は既に大きく失敗しているのですが、いったん世に出してしまったアプリは、私が生きている限り責任を持ってメンテし続ける覚悟ですのでご安心ください。
もし初心者がゼロから勉強するなら
今はネイティブアプリよりも、WEBの方がおすすめです。
学んでいる人が多いので、教材が充実しているし、有益な情報を無料で発信している人が多いので、詰まった時に解決策に辿り着きやすいです。そして何より、(アプリよりは)稼ぎやすい。
どうしても個人でアプリ開発したい方は、他で稼げるようになってから、最終的に趣味感覚でアプリに戻ってくるのが正解でしょう。
あくまでこれは個人開発のお話で、企業の現場に入ってバリバリ働くiOSエンジニアの話になったら、また全然違うと思いますので、ご了承ください。